会社帰り、本屋によって、今週末の一人旅につれていく本を探してきた。
あんまりブラックなのは読みたくなかったので、優しそうなものをチョイス。
瀬尾さんは、『幸福な食卓』のひとですな。
『幸福な食卓』は読んだことある。
くせのない文体だし、これまたほんのり温かい内容な予感がするので期待。
冒頭で、どきっとしたので即決した。
小山さんは、『おくりびと』の脚本家だそう。
アカデミー賞とったし、とかは関係なく。
内容が単に良さそうだったので。
短編だそうな。
短編を読ませてくれるひとは、わりと好き。
さて、小山さんはいかがか。
村上春樹を推す声もあったけど、
どうも流行りっぽいのが苦手なので、『1Q84』の波が落ち着いたら読んでみたいな。
一冊だけ『アフターダーク』は読んだことあるけど、なぁんかよくわからなかったんだよね。
消化不良な感じ。
作家さんと合わないのかどうか、は判断できないので、もう一冊くらいは読んでおきたいのさ。
次、何を選ぶかで、イメージ固まっちゃいそうだ。
旅行、早く行きたい気もするし、
ずっとあと数日先、であってほしい気もする。
贅沢だな。
ひとりキャンドルナイトしながら大橋トリオ聴いてる。
至極切ない感じ。
泣かせる雰囲気は好きだ。
泣かせようとする意思は嫌い。
悲劇的なことではなくて。
普段のありきたりなこと、ものが、ある時にふと重なり合って、
どうしようもなく切ない空気を作り出すのがいいのだ。
今は、夜とキャンドルと大橋トリオがキー。
切ないけど、少し嬉しい。
さて、雰囲気に飲み込まれてしまう前に寝る準備でもしなけりゃ。
加納朋子さんの『てるてるあした』を今日読み終わった。
この作品の姉にあたる『ささらさや』との合作?であるドラマが以前NHKで放映していて、アタシはそれを観たことがあった。
それで文庫はずっと見かけていて気にはなっていたものの、なんとなーく手に取れないでいて。
今月だったかに購入はしていたので、一昨日あたりから電車でもくもく。
やー良いね。
今日の出勤時間にクライマックスに突入したんだけど、もう涙こぼれそうになったので中断。
んー近頃涙腺が緩くていけまぬ・・・歳のせぇとか思いたくないけど・・・や感受性豊かになっただけさ、きっと。
ま、それはおいておいて。
ひととの関わり方、自分の身の置き方、
遠い未来というより、今日、そして明日をどう生きるか、というようなことが押しつけがましくなく、登場人物の台詞や行動と通じて沁みる作品。
嫉妬とか憎しみ、ひとの心の厭な部分も隠さず、出していて、でもそれを受け止めてくれる器がある。
綺麗事だけじゃ済まされない、面倒なこともいっぱいある、でも人生って悪いことばっかりじゃないよねっていう感じ。
親や教師だってひとりのひとで、ダメな部分があって、完璧なひとなんて一人もいなくて、誰一人として悩まないひとなんていない。
『西の魔女が死んだ』と共通の匂いは感じるけど、西の魔女はわりと理想像に近い部分があった。
こちらの作品では、本当にみんなそれぞれダメで、理想的なひとなんて存在しなくて、でもそれで読者は救われているような気がする。
作り話だから完璧な人間を作り出すことは出来るけど、それをやっちゃうと読んでる側としては一気にしらけるもん。
「やーナイナイ!小説だからある話だよね。現実はそんな簡単じゃない!」って。
あ、でも『西の魔女~』は好き。理想的な部分は多いけど、ちゃんと人間臭さがあるから。
人間なんてダメダメで、でもひとには愛されたいし、意固地になったりするし、嫌いなひとは嫌いだし、欲求は限りなくて。
でも、だからこそ、ひとはひとと関わりあいながらでないと生きていけない生き物なんだよね。
人の気持ちって、相手にぶつかって返ってくると思うのよ。一生懸命相手のいいところを探して、<好き>っていう気持ちをほんの少しでも持てば、同じ気持ちが返ってくるんじゃないかしら
人になにか言われて傷つくのは、大抵の場合それが図星だから。あるいは、恐れていることだから。
子供を産んだ母親がみんな、聖母マリアになれるわけじゃない。配偶者が出産した男の皆、自動的に<理想の父親>になるわけでも断じてない。
私も雑草になってやろうじゃんと思う。肥料なんてもらえなくても、たとえほとんど陽が当たらなくても、葉を茂らせ、根っこを張ってやる。たとえ踏まれたって、すぐに立ち上がってみせる。何度でも。
そうして春になったら・・・・・・。
気を抜かずに勉学に励むこと。
目上の人を敬うこと。
他人を羨まず、自分に誇りを持つこと。