好きなひとがいる、で、そのひとのどこが好きなの?という質問。
野暮な感じがするなーと最近思っている。

好きなひとのことだ、好きなところは挙げ出せば沢山ある。
在り来たりなところから、周りが聞いたら辟易するようなところまで。

気持ちを説明するということが大層苦手なこともあって、心模様の説明をせねばならぬ事態はなかなかどうして恥ずかしいやら、難しいやら。
ただ、むしろ、言葉なんて陳腐な道具で言い表せてしまうくらいの気持ちなら要らないかな、と。

本当のありがとうはありがとうじゃ足りないんだ

みたいな?
自分の表現力のなさへの言い訳も込められているのは否定できないが。

あと、ココが好きだ!って言いきってしまうとちょっと怖いような気がする。

ひとは変わる。良くも悪くも。
現時点での好きなところを挙げ出したところで、その部分は変わってしまうかもしれないし、自分の気持ちのほうが変わるかもしれないし。

それにたとえば、
「君の色白なところが好きだ」と言われたとする。
そっかー色が白いところが好きなのね、ずっと色白でいなくちゃ!とやたら美白命!!になるかもしれない。
でも、日焼けして小麦色になったら、嫌われちゃうかといったらそうでもないだろうし。

「あなたは優しいから好き」と言われたとする。
そんなこと言われたら、好かれ続けるために変に無理してでも優しいひとであり続けなければいけないのだろうか。

変わってしまうかもしれない部分を挙げ出して、惚れたはれたと云うのは、結局相手の負担になる気がするのだ。
かといって全部が好き!って言う輩も信用できない。
ひとの全部なんて、一体誰が分かるというのだ。
自分自身にだってわからない部分もあるのに。

もし、心からずっと愛せる相手の何かがあるとするのなら、
そのひとの通念、信念であったり、思想だとか、もう死ぬまで変えるに変えられない部分だろうかな。

もう、あとは本能の赴くままに。
本能的な部分、生理的な部分は、きっと理性ではどうにも変えられないと思うので。

好きなひとのどこが好きですか。